最優秀賞

東京地下ラボ(若者向け東京下水道発信事業)
<東京都下水道局>(東京都)




「土木広報大賞2019」応募用紙(東京地下ラボ)


【選考委員コメント】

「インフラ」は身近にありながら、なかなかその価値が見えづらいもので、まずは「若い方に知ってもらおう」ということで、大変斬新な企画であり、色々と個性的な取組みを展開されています。そのなか「個性が光る多様性」で、若い方に様々なクリエイティビティを発揮されておりますが、企画自体がとても面白く、「下水道の広報活動をする」ということよりも、「下水道の魅力をどのように知ってもらうか」という視点で、コンテンツを企画、展開されています。審査員一同「これは面白い」、「こういうアイデアがあったのか」ということで、高い評価を得ました。

田中里沙氏(事業構想大学院大学 学長)


【その他のコメント】

  • 若者層の関心喚起のために、広報の大きな「装置」を創出。当事者として映像制作や情報発信に参加をして、周囲の人たちを巻き込んで行くしくみが秀逸でした。インフラの価値を実感し、考えるきっかけを広げています。
  • 下水道の魅力を若い世代に伝えたい!という熱意が心に迫る、とても意欲的で素晴らしい取り組みです。
  • 社会インフラの根幹である下水道の役割の関心度・認知度を高めることは、社会全般にとって重要である。その啓発・発信活動として、次代を担う若者とコラボで実現したことをは、事業の存続発展とともに社会の持続可能性にとって意義深いといえる。
  • 8グループが制作したZINEの多様性が若い世代の下水道への関心を高めるとともに、下水道の魅力をユニークな形で広報している点が大いに評価できる。
  • 下水とZINE。まったく結びつきそうにない組み合わせの妙味に痺れました。どのZINEも個性的で、野心的で、嫉妬するほどいいなと思いました。
  • 主催者の東京都下水道局が前に出すぎず、大学生たちに自律的に活動してもらったことで、若者の自由な発想をうまく引き出した広報活動になったと思う。制作物(ZINE)のクオリティーも非常に高い。