「土木広報大賞2023」受賞活動・作品一覧
選考会は、2024年1月22日(月)に開催され、応募用紙と付属資料をもとに、土木広報大賞選考委員会による選考が行われました。
応募総数73件の中から、最優秀賞1件、優秀部門賞6件、準優秀部門賞11件、特別賞1件の計19件が選定されました。
最優秀賞 | |
ももいろインフラーZ | |
優秀部門賞 | |
イベント部門 |
土木技術者が知的好奇心をくすぐる!土木の役割や歴史に迫る舟遊び |
映像・メディア部門 |
JR東日本YouTu部~建設部門の魅力をもっと身近に~ |
広報ツール・アイテム部門 |
「高校生×土木」フォトコン2022 |
教育教材部門 |
⼦ども向け社会体験ゲーム「どうろをまもろう!」 |
商業広告部門 |
UNDER RIVER STORY – 「灘の名酒」を支える宮水を守りながら、街を水害から守る – |
企画部門 |
建設業リブランディングプロジェクト『CREATIVE LAND』 |
準優秀部門賞 | |
イベント部門 |
OHKOUZUday ~大河津分水の日~ |
イベント部門 |
レインボーブリッジ開通30周年記念広報 |
映像・メディア部門 |
高知県土木PV「about the Future」 |
映像・メディア部門 |
⾳楽アーティストと建設現場の共演「MUSIC×CONSTRUCTION」 |
広報ツール・アイテム部門 |
漫画「まほろばの空」 |
広報ツール・アイテム部門 |
胃袋から心をつかむ土木広報 Grab Your Stomach |
教育・教材部門 |
『土木ってどんな仕事?』など「礒部組お絵かきムービー」3部作 |
教育・教材部門 |
Show!楽♪港!(しょう!がっ♪こう!)〜徳山下松港開港100周年記念協賛事業〜 |
商業広告部門 |
プレイバック60周年 ―土木の魅力を伝える一連の施策― |
企画部門 |
「土木業界ダントツSNS。社員たちが活躍する土木広報」 |
企画部門 |
第三者視点の映像を活用した広報活動【ドボクのミカタ】 |
特別賞 | |
インフラバラエティ番組「ドボクのラジオ」 |
全体講評
選考委員の先生方は、土木関係に広くまた深く関わりを持つ方々であり、土木広報に愛情を持って接しており、毎回審査を楽しみにしています。今回の作品は、非常に魅力的で他の審査を通過してきたかのような力作が揃いました。部門は6つありますが、その部門にぴったりな作品だけでなく、他の部門にも力が及んでいるような総合的に力や価値のある作品も多くありました。
当初の土木広報は、対象者・地域の方々・関係者のモチベーションを高め、理解を広めるために熱心に取り組んでいながらも、どこか手作り感のある作品が多かったように思います。今回の作品は、実力があり、とても大きな成果を上げています。今回、教育やイベントなど広報には様々な企画がありますが、それらに一歩も二歩も踏み込んだ作品や、対象者を超えて広がりがある作品にも出会いました。
広報の目的は、知ってもらい、理解してもらい、好きになってもらい、自分たちを応援してもらうことです。まずは当事者自身が自分たちの活動に価値を見出し、それを多くの人々に波及効果を及ぼしていきたいという気持ちが大切です。皆さんは自身の仕事に自信を持ち、またその仕事が多くの人々に新たな価値を創り出すことを実感していることが見事に描かれていました。広報は、情報発信をして広く広告するだけではなく、コミュニケーションを取り続けていくことが大事です。行った広報がどのような効果があったのか、想定した手ごたえが得られない場合は次にどのように考えればよいかを研究することで工夫を重ねることが重要です。
歴史のある土木学会の皆さんは、広報にも研究熱心で、他の組織が面白いことをやったら負けないという姿勢でどんどん進化しています。それで終わりではなく、対象者に向かって適切な広報ができているか振り返りながら進化していることに最大の敬意を表します。
また、土木広報のファンが土木広報大賞によって確実に増えていくということを自負しています。受賞された皆様には、力作で審査を通ってきたことにお祝いを申し上げます。
選考委員長 田中里沙(事業構想大学院大学 学長)
表彰式
表彰式は、2024年2月26日(月)に土木学会(東京都新宿区四谷)にて開催しました。
■日時:2024年2月26日(月)15:00~17:30
■会場:土木学会本部 講堂(東京都新宿区四谷1丁目外濠公園内)
■開催方式:会場(土木学会本部講堂)/ オンライン(Zoom)