準優秀部門賞

教育・教材部門

すべり面粘土を原料にした土のパステル「Dopas(ドパス)」による防災教育
< 国土防災技術株式会社 >(東京都)



「土木広報大賞2019」応募用紙(すべり面粘土を原料にした土のパステル「Dopas(ドパス)」による防災教育)


【選考委員コメント】

アートを通して防災や土木の知識を得てもらおうという教育は、そのツールもワークショップも内容が充実していると感じます。参加者の関心や地域特性を勘案した教育の提供も特徴的です。

田中 里沙 氏(事業構想大学院大学 学長)


【その他のコメント】

  • すべり面粘土?馴染みのないワードが実は私たちの足元、すぐ近くにある、ということを強く印象付けてくれました。自然素材を教育に生かし、防災教育につなげていくという発想のユニークさに驚かされました。
  • CGをはじめデジタルテクロノジーが日常化する今日だからこそ、自然の風合いはプレミアム感がある。すべり面粘土や土質試験後の試料を活かしたパステルは、自然な手触りや視覚効果によって、土の性質や地質と災害の関係性などの啓発につながる。リアルな素材による教育効果が功を奏している。
  • 災害から安心安全な生活を守る土木技術と防災の関係性に目を向けてもらうために、すべり面粘土を原料にした土のパステルを利用した広報活動は、ユニークである。
  • すべり面粘土の存在に、まず驚きました。僕も一度触ってみたいです。防災教育にも、いろいろなアプローチがあることを実感しました。
  • 土質試験で使用後の試料から、子どもの画材となるパステルを開発したというアイデアがまず素晴らしい。このパステルを使って絵を描くことで、地質や防災へと想像力を湧かせるワークショップを開催する手法も高く評価できる。